ヒアルロン酸を使用したリフトアップ治療
2021.04.15
こんにちは。
大阪美容クリニック 院長の南です。
ヒアルロン酸といえば、
シワを埋めるとか、鼻やアゴを整えるとか、涙袋を作るとか色々できることがあります。
ですが、ヒアルロン酸を使用したリフトアップ治療についてはまだまだご存知ない方が多いかと思います。
この治療について説明するには、
『たるみが起こるメカニズム』から説明が必要です
たるみとは、
なぜ起こるのか??
法令線とか、口元のたるみとか、ゴルゴラインとか、目の下のくぼみとか、
全部たるみです。
このたるみは、顔の全ての層における変化により起こります。
顔は大まかにいうと
皮膚・脂肪・筋肉・骨
で構成されています
皮膚は弾力が失われて、いわゆる“ハリ”がなくなります。
脂肪は下垂します。
筋肉は拘縮します。
案外ご存知ないのが骨の変化で、
骨は小さくなり、後退します。
加齢とともに、骨形成より骨破壊が上回るようになるからです。
骨が小さくなるなら顔小さくなって良いやん!!
というわけではありません。
土台・骨組みがしっかりしていないと、家と同様、全体のバランスがくずれてきます。
骨には靭帯という皮下組織を支える膜が付着しています。
靭帯は加齢とともに伸びますが、伸びてたるんだ靭帯がシワを顕著にしています。
たるみ治療をする上で、まずは土台である骨を整え、さらに靭帯を強化することが重要になります。
法令線やマリオネットラインなどのシワを埋めるように表面的にヒアルロン酸を注入するのではなく、
先に、小さくなった骨の部分を補い、靭帯を強化するように、ヒアルロン酸を少量ずつ細かく注入してあげると、自然にリフトアップして、法令線やマリオネットラインなどのシワも薄くなります。
法令線が気になるから法令線にヒアルロン酸を直接注入する。
確かに法令線だけを見た場合、線が薄くなって良くなったように感じると思いますが、
顔を全体的に見た場合、垂れた印象は変わっていないはずです。
まずは土台を整えた後、面をそろえていくのが自然な若返り治療だと考えています。
私は、ボリューマ®XC、ボリフト®XC、ボルベラ®XC、(ボラックス®XC)という厚生労働省に認められた製剤を
アラガン社が提唱するMD-codes™に基づいて治療を行っております。
まずは、顔の土台となる中顔面の治療を行い、下がった頬の位置を上げます。
この治療には主にボリューマ®XCを使用します。
次に、顔の輪郭を整えます。
加齢とともに、コメカミは凹み、頬がこけ、輪郭がごつごつして瓢箪のようになります。
また、アゴはすぼみ、フェイスラインがぼやけてきます。
元々の骨格に応じて、逆三角形orハート型or逆卵型になるように輪郭を整えます。
その後、微調整に入ります。
どの角度から見てもなだらかになるように、ボリフト®XCやボリフト®XCを使用し面をそろえていきます。
表情を作った時にでも自然になるように仕上げます。
この方法で治療すれば、ヒアルロン酸注入で顔がパンパンになった、ということはまず起こりません。
ヒアルロン酸は、どこに注入するかで仕上がりがかなり変わってきますので、信頼できるドクターとご相談されることをおすすめします。
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