ピル外来(低用量ピル・アフターピル処方)

目次

    ピルとは

    ピルは避妊目的だけでなく、生理痛・月経不順・子宮内膜症への治療効果などの生理にまつわる不快な症状の改善にも使用されています。

    ピルの治療法

    こんなお悩みを持つ方におすすめ

    • 生理痛が重い
    • 経血量が多い
    • PMSがつらい
    • 避妊したい
    • ニキビを改善したい
    • がんのリスクを下げたい

    ピル内服中の生活でひと工夫

    お水をしっかり摂りましょう

    体内の水分が不足すると、血が固まりやすくなる症状を引き起こします。冷暖房完備のオフィス内は乾燥しがちです。外出時に限らず、室内でもこまめに水分補給をこころがけましょう

    脂っこい食事はほどほどに

    血栓症のリスクは肥満で上昇します。低脂肪高タンパクの、健康的な食事をこころがけましょう。

    着圧ソックスで脚すっきり

    着圧ソックスはむくみをとるだけではなく、足の静脈の血栓予防にも役立ちます。デスクワークで座りっぱなしの仕事をしている場合は、適度な圧力の着圧ソックスを利用しましょう。

    禁煙でお肌もキレイに

    血栓症のリスクは喫煙で上昇します。喫煙はお肌の老化にもつながりますので、ピルの服用を禁煙のきっかけにしてキレイなお肌になりましょう。

    低用量ピルを服用するきっかけとメリット

    生理痛の改善

    低用量ピルは、排卵や子宮内膜が厚くなるのを抑えて、痛みの原因物質であるプロスタグランジンの産生を抑制し、生理痛を改善します。

    経血量の減少

    子宮内膜が厚くならないので、経血量が減ります。

    PMSの改善

    生理前におなかや乳房の張り、イライラなどの精神的な不調が現れるものをPMS(月経前症候群)といいます。低用量ピルは生理前の不快な症状を改善すると言われています。

    高い避妊効果

    99%の避妊効果があり、女性避妊手術や子宮内避妊具に匹敵した避妊効果があります。コンドームと違い、女性主体で行える避妊方法です。

    ニキビの改善

    ホルモンのバランスを整えて、ニキビを改善します。

    がんリスクの改善

    子宮体がん、卵巣がん、大腸がんのリスクを減らします。

    その他のピルの利用方法

    緊急避妊薬(モーニング・アフターピル)の服用による緊急避妊方法

    緊急避妊とは、避妊をしないで性交渉をしてしまったとか、
    コンドームが破れるなど、避妊の失敗が起こった場合に、妊娠を防止するという方法です。

    緊急避妊の最も一般的な方法が、緊急避妊ピル(モーング・アフターピル)です。
    緊急避妊ピルには、2通りの方法があります。

    ①性交後72時間以内に中用量ピルを2錠、更に12時間後に2錠内服する方法。妊娠阻止率は57%。
    ②性交後72時間以内にレボノルゲストレル単剤0.75mgを2錠内服する方法。妊娠阻止率は85%。
    (妊娠阻止率とは、生理周期から妊娠の可能性がある時期に内服した時の、妊娠しなかった割合のことです)副作用として、吐き気・嘔吐などがあります。

    世界保健機関が行った臨床試験の結果

    ヤッぺ法の妊娠阻止率が57%、ノルレボ法の妊娠阻止率が85%と、ノルレボ法の方が妊娠しにくい方法であるということが分かりました。
    (妊娠阻止率とは、生理周期から妊娠の可能性がある時期に内服した時の、妊娠しなかった割合のことです)早く服用した方が効果が高いので、24時間以内に内服されることをおすすめしています。

    副作用として、悪心、下腹部痛、頭痛、嘔吐などがあります。ヤッぺ法では悪心がよく起きます。服用後、2時間以内に嘔吐してしまった場合は、再度服用が必要になります。

    生理移動のピル

    旅行や結婚式や運動会などのイベントがあり、生理を避けたいときってありますよね。
    そんなときは、ピルを服用することで生理を移動させることが可能です。
    生理日は遅らせることも、早めることもできますが、より確実なのは、遅らせる方法です。

    生理日を遅らせる場合

    生理予定日の5~7日前から中用量ピルを遅らせたい時期まで服用していただきます。
    服用をしている間、生理は来ません。(いくらでも遅らせることが出来るわけではありません。)服用を中止すると2~5日目に生理がきます。

    生理日を早める場合

    生理周期の3~7日目から中用量ピルを10~14日間服用していただきます。服用を中止すると2~5日目に生理がきます。この方法で、約1週間程度早めることができます。

    ピルについて医師が解説

    理事長

    南 真実子

    Mamiko Minami

    ピルについて誤解していませんか?低用量ピルと体重増加との間に因果関係はないと報告されています。ピルを飲むと太るというのは、過去に使用されていたホルモン量が多い薬で言われていたことで、現在使用されている低用量ピルで太ることはほとんどありません。また、長期間服用を継続しても妊娠しにくくなることはありません。

    低用量ピルの服用中は排卵が抑えられていますが、服用を中止すれば約3か月以内に排卵は再開します。

    99%の避妊効果があり、女性避妊手術や子宮内避妊具に匹敵した避妊効果があります。コンドームと違い、女性主体で行える避妊方法です。

    料金表

    ※料金はすべて税込です

    ピル専門外来は場合により、保険が適応されます。
    自費診療の場合は、初診料1,100円、再診料550円(税込)が別途かかります。
    ※緊急避妊ピルの場合のみ、平日18時以降もしくは土日祝にご来院の方は、初診料3,300円、再診料が1,650円(税込)となります。
    心斎橋本院のみ

    第1世代

    シンフェーズ28
    ¥2,420
    ルナベルLD
    保険診療
    ルナベルULD
    保険診療
    フリウェルLD
    保険診療

    第2世代

    アンジュ28
    ¥2,420
    トリキュラー28
    ¥2,420
    ラベルフィーユ28
    ¥2,310

    第3世代

    マーベロン28
    ¥2,420
    ファボワール28
    ¥2,310

    第4世代

    ヤーズ
    保険診療
    ヤーズフレックス
    保険診療

    緊急避妊

    ノルレボ
    ¥17,600
    ノルレボ(ジェネリック)
    ¥14,300
    ヤッペ法
    ¥5,500

    月経移動

    月経移動
    ¥5,500

    合わせて受けると効果的な施術

    基本情報

    リスク・副作用吐き気、頭痛、不正出血、乳房痛、むくみ、血栓症など

    よくある質問

    • 低用量ピルは決まった時間に服用しないといけないですか?

      低用量ピルはほぼ毎日一定の時刻に服用していただくことが重要です。覚えやすい時間を決めて毎日の習慣にしてください。
      飲み忘れにより、妊娠する可能性や、不正出血を引き起こす可能性があります。

    • 何歳から何歳まで服用できますか?

      低用量ピルは、生理のある女性が使用するお薬です。
      場合によりますが、初潮を迎え月経周期が確立すれば、10代の方でも服用できます。
      閉経後は生理がなくなるので低用量ピルを内服する必要はありません。
      加齢とともに血栓症などのリスクが高くなるため、閉経が近い年齢になれば医師と相談してください。

    • 授乳中に低容量ピルを服用することはできますか?

      授乳中に低容量ピルを服用することはできません。
      母乳を介して赤ちゃんに薬剤が移行することが報告されています。

    • リスク・副作用はありますか?

      不正性器出血、吐き気・嘔吐、頭痛、乳房のはり、浮腫、発疹、血栓症などの症状がみられる場合があります。

    • 低容量ピルを服用中に禁煙は必要ですか?

      タバコを吸うことで血栓症などのリスクが上昇します。なるべく節煙していただくことをおすすめしています。

    対応クリニック

    ピルに関する施術

    婦人科検診

    監修医師

    南 真実子
    理事長

    南 真実子

    統括院長
    美容皮膚科専門医