月経困難症Menstruation

こんなお悩みありませんか

  • 生理中がつらい
  • 生理中にイライラや抑うつなどの症状が出る
  • 生理中の疲労感が強く日常生活に支障が出る

月経困難症とは

月経困難症とは、月経痛により日常生活を営むことが困難な状態をいいます。
月経時に下腹部痛や腰痛などの痛みがあってもがまんしてませんか?月経困難症を果たす方の中には、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などの病気があることもありますので一度婦人科の診断を受けられる事をお勧めします。

・機能性月経困難症
原因となる疾患のない、機能性月経困難症は初経2~3年から始まります。下腹部痛や腰痛の発生には、子宮内膜で産生されるプロスタグランジンが関与しているとされており、プロスタグランジンの合成阻害薬である非ステロイド抗炎症薬が有効です。また、低用量ピルも有効です。

・器質性月経困難症
原因として子宮内膜症や子宮筋腫などがあげられます。

子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜が、何らかの原因で、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患です。20~30歳代で発症することが多いです。
子宮内膜症が発生しやすい部位は、卵巣、ダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)などがあります。
子宮内膜症は、月経痛、下腹部痛、腰痛、性交時痛、排便痛など痛みを引き起こし、また不妊の原因となります。稀ですが、癌化することが分かっており、長期的な経過観察が必要です。治療として手術や薬物治療があります。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉を構成する平滑筋に発生する良性の腫瘍で、婦人科疾患の中で最も多くみられる疾患です。30歳以上の女性の20~30%にみられるとされています。
子宮筋腫は女性ホルモンにより大きくなり、閉経後は小さくなります。
過多月経、月経痛、腰痛、便秘や頻尿などの圧迫症状、下腹部腫瘤感などを来たし、また不妊の原因となることもあります。
治療として手術や薬物療法があります。

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