【婦人科形成】抜糸ありorなし??
2020.02.14
【婦人科形成】抜糸ありorなし??
連日、婦人科形成のご予約ありがとうございます。
よくご質問頂くのが、”抜糸ありか、なしか、どちらが良いか?”どちらが良いかという事。
抜糸ありのものは、
傷の外を糸で縫合しています。
中の組織は縫合しない、というクリニックもあるようですが、
・止血のため
・術後の血腫予防のため
・傷をある程度よせるため
・死腔を作らないために、
私は中の組織も縫合することが多いです。
小陰唇の厚みや、切除する長さ、手術の際の出血の具合などによって、中の組織を縫合するかは異なります。
傷の外を縫う糸は、実は、溶ける糸を使用しています。
外科手術をする時に使用する糸には、溶ける糸と溶けない糸があります。
血管など、長期にわたって保持しないといけない部位を縫合するには溶けない糸を使用します。
筋膜や皮下組織など、一定の期間保持できれば良い部位を縫合するには溶けない糸を使用します。
外陰部に関しては、溶ける糸、溶けない糸、両方使用することがあります。
どちらが良いということはなく、抜糸するかしないかやDrの好みで使い分けることが多いです。
私は、抜糸有りの施術でも中の組織を溶ける糸で縫合することが多いので、同じ糸でそのまま外も同様に縫合することが多いです。
ですので厳密には抜糸は不要なんです。
クリニックによっては、これを、抜糸不要の手術としているところもあります。
当院では感染予防のため、抗菌剤が練り込まれた特殊な糸を使用しているのですが、糸が溶けるのには約2か月程度かかります。
糸によっては1か月程度で溶ける糸もあります。
ですが、いくら溶けるといっても、しばらくの間糸はかかっているわけなので、やはり抜糸せず放置していると、
糸の跡が横の線として残ることが多いです
経過とともに薄れてくると思いますが、抜糸した方が良いと私は思います。
1週間あれば傷は大体閉じているので、1~2週間の間で抜糸させて頂いています。
抜糸をした後から、その糸がかかっていた部分の傷が治っていくので、自然と傷の治りは少し遅くなります。
そして抜糸が痛いです。
汗をだらだら流しながら抜糸させて頂くこともあります。
少し頑張って頂く必要があります。
抜糸なしのものは、
傷の外に糸が出る事はありません。
中のみを、吸収される糸で細かく縫っています。
ですので、糸の跡が線として残ることはありません。
1週間程度で傷が閉じてしまえば、中の組織はまだ治癒過程ですし、腫れはありますが、
手術したかどうか分からないくらいまで外側の傷は治っています。
抜糸あり、抜糸なしの
違いをまとめると
✔︎抜糸ありだと、外縫いをしているので、糸の跡が横の線として残る可能性がある
✔︎抜糸ありだと、抜糸のために通院が必要
✔︎抜糸が痛い
✔︎抜糸ありのほうが、傷の治りが遅い
といった感じです。
うーん抜糸なしの方が良いように感じますね。
料金的には、抜糸なしの方が料金として高いです。
やはり、抜糸なしの方が、縫合の難易度が上がりますし、時間もかかるので、料金を高く設定させて頂いています。
ご予算もあるかと思いますので、手術を検討されている方は、是非ご相談下さい。
婦人科形成についての詳細はコチラ⇓⇓⇓
婦人科形成 | 医療法人 大美会グループ【公式】 (osaka-bc.com)
お問い合わせは
0120373889まで