糸を使ったリフトアップ治療について
2021.03.04
こんにちは
大阪美容クリニック 院長の南です
産婦人科専門医ですので、
婦人科形成をメインに施術させて頂いているのですが、
実はたるみ治療も同じくらい行っています。
多くの患者様は口コミでご来院して頂いているので、それだけ満足して頂けたんだなと実感して、嬉しい限りです。
糸を使用するリフトアップ術、ヒアルロン酸を使用したリフトアップ術、どちらも行っています。
まずは、糸を使用したリフトアップ治療、“スレッドリフト”についてお話ししたいと思います。
糸の種類は色々なメーカーが出していて、本当に色々あります。
通常、リフトアップに使用するのは、糸が組織に引っ掛かかるようにコグ(トゲのようなもの)などがついている糸です。
有名どころでは、
テスリフトやアンカー、ミントリフトなどがあります。
テスリフトはコグがついているだけではなく、メッシュ状になっているので、タイトニング効果もしっかりあるという糸です。
そもそも
糸治療で何を目的としているかというと、
下垂した脂肪を糸を使って移動させる
&
糸を挿入することで起こるタイトニングに期待する
という2つの目的があります。
たいてい糸は
フェイスラインやホホに挿入します。
左右で各2本~5本程度挿入することが多いかと思います。
少ない本数で引き上げようとすればするほど、糸をグッと引っ張り上げないといけないので、
どうしても、糸のひきつれが皮膚表面にでてきます。
糸が浅い層に入っても起こりやすいですが、コグがついている以上、正しい層に入っていても、ひきつれは起こります。
糸治療で有名な何人かの先生の施術を実際見させていただいたことがありますが、結構な感じでひきつれは起こっていました。
経過とともに自然になじむので大丈夫。
とか
ひきつれてへこんでいるところにヒアルロン酸を注入してなじませることもある。
とか
おっしゃっていましたが、個人的には『うーーーーーーん』と思ってしまいました。
もちろん、自然になじむので大丈夫なのはその通りなのですが、
なじむまでの期間ってまぁまぁあるので、その期間、気分がブルーになるの嫌やん、
と思ってしまうんですよね。
あと、もともとアゴが小さめの方だと特に、引き上げすぎて顔の形が宇宙人みたいに逆三角形になることもあります。
私は糸治療、スレッドリフトでできる糸のひきつれが好きではありません。
まぁ好きな人はいないかと思うのですが、、、
絶対ひきつれが出ないと自信をもって言える方法で糸を挿入しています。
というのも、フェイスラインやホホにコグのついた糸は、患者様がご希望されない限り挿入しません。
私は
髪の毛の生え際付近から頭側に糸を挿入しています。
頭側に糸を挿入するので、麻酔による腫れが顔にでることはまずありません。
内出血も、まずまず無いです。
(たまに、頭部にできた内出血が下に下がってきてフェイスラインが黄色くなることはあります。)
なので、腫れやひきつれなどなく、自然なリフトアップをすることができます。
この方法で行っているのは、先述した下垂した脂肪の移動がメインです。
頭皮もタイトニングが起こりますが、顔に直接挿入した方がタイトニングは期待できます。
ただ、このタイトニング効果は、コグ付きの糸に期待しなくても、もっと細い髪の毛程度の細さのコグがついていない糸で十分効果を出せると思っています。
“ショッピングスレッド”と呼ばれる施術です。
最近では細い糸にビタミンCが練り込まれている糸や、ボツリヌストキシンが練り込まれている糸、など色々な製品があります。
もちろんこれはフェイスラインやホホに直接挿入するので内出血や違和感が出る事はあります。
コグのついている糸と比較すると、ほとんど気にならない程度です。
引き上げる糸を頭方向に挿入し、
引き締める糸を顔に挿入すると
自然な仕上がりで良いと思います。
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