小陰唇縮小術

目次

    小陰唇縮小術とは

    一言でいうと、小陰唇を縮小し、形を整える手術です

    他人には言いにくいですが、実際に女性器のお悩みでは一番多いご相談です。他の人と比較をしたことがないからこそ、自分の女性器(小陰唇)が正常なのか知りたいというお声もあります。
    直接的に身体に害があるわけではありませんが、デリケートなお悩みだからこそ、綺麗に形を整える手術を行います。

    小陰唇縮小術の治療法

    こんなお悩みを持つ方におすすめ

    • 自転車に乗ると痛い、違和感がある
    • デニム、特にスキニーをはくと痛い、違和感がある
    • 左右差がある(片方だけ大きい)
    • 生理中むれやすい
    • 黒ずんでいる
    • 自分でも大きいのかわからないが、見てほしい
    • 脱毛してから気になるようになった
    • 介護の時に恥ずかしくないようにしておきたい
    • 出産の時に大きくなってしまった
    • できものができて大きくなった後、小さくならない

    治療で使用する麻酔について

    麻酔は静脈麻酔を使用します。局所麻酔の時に一番痛みを感じやすいので、鎮痛・鎮静を行います。
    多くの方が眠ったり、ぼーっとしたりしている状態で局所麻酔をするため、痛みの心配はほとんどありません。
    術後はしばらく局所麻酔が効いているので、それほど痛みはありません。
    ※術後、鎮痛剤が必要なほどの痛みは大体3日程度ですが、個人差はあります。1週間程度で痛みは大体落ち着きます。

    正解がない小陰唇のデザインについて

    まずはじめに、どこまで切除したいのか、どのようにしたいのかを、鏡を一緒に見て確認します。診察時に似たような形の症例写真を見ていただくことで、術後イメージを共有します。
    二重の手術などと同様、元々の状態によって、出来るデザインと出来ないデザインはあるので事前にご説明させて頂きます。

    「おまかせで」と言われる場合も多いですが、大切な治療ですので予め「このラインで切ります」とお伝えし、一方的な手術にならないようにしています。
    手術直前に、切開部分にラインを引いて、鏡でそのラインで切除しても良いかご確認いただきます。

    元々の形や術式によって「ここは残ってしまう」「左右差が少し出てしまう」といったことがあるので、必ずご説明させて頂いてから手術をするようにしています。

    デザインには答えはありませんが、双方合意のもと、納得のいくかたちで手術を行っております。

    治療後の仕上がりイメージ

    基本的には股を閉じた時に、はみ出ない程度までは切除します。しっかりと切り取ることに対してドクターの中でも意見がわかれますが、元々小さい方も多くいるため、生理的に問題があるとは考えていません。

    しかし、粘膜面が比較的外にせり出している方がいらっしゃるので、そのような場合はあまり切り取り過ぎると痛みや違和感などが出てしまうことがあるため、切除を控えることもあります。

    もちろん、少し残したいという場合もあるので、希望によって切除範囲を決定します。
    大きさだけではなく、厚みの調整も行い、違和感がなく、自然になるように心がけています。

    また、抜糸の有り無しで縫合の仕方が違うので、同じ患者様の手術でも、抜糸次第では仕上がりが異なります。(縫合の仕方はクリニックによって異なります)

    内側のみ縫合する方法(抜糸無し)は、比較的傷に負担がかかりにくいです。
    外側を縫い合わせる方法(抜糸有り)は、糸を結紮(けっさつ)する際にある程度のテンションが必要なため、傷への負担がかかりやすいです。糸が傷をまたぐため、糸の跡が残ってしまうこともあります。
    見た目を考えると、抜糸無しの方が綺麗に仕上がります。

    ※他院修正希望の患者様の実例ですが、吸収される糸(抜糸不要の糸)で外側を縫合した手術を抜糸が必要ない手術としていることもあるようです。当院ではこれは抜糸有りの手術になります。
    糸の種類にもよりますが、吸収される糸であってもある程度の期間、糸がついた状態になります。吸収される糸でも抜糸をしたほうが仕上がりが綺麗だと考えています。

    小陰唇縮小術について医師が解説

    理事長

    南 真実子

    Mamiko Minami

    小陰唇が大きいことは病気ではないですし、異常でもありません。手術をしないといけないわけではありませんので、決して強制することはありません。

    二重の方、一重の方がいるのと同様、鼻が大きい方、シュッとしている方がいるのと同様、乳房が大きい人、小さい人がいるのと同様、個性です。ただ、大きいが故に、こすれて痛いなどの症状を伴う場合もあります。

    また、女性としての自信が持てないこともあります。そういった不快な症状やコンプレックスは、手術をすることで改善する可能性があります。もし手術をすることで、前向きな気持ちになれるのであれば、そのお手伝いをさせて頂けたらと思います。 こういった手術があることを知らずに悩んでいる方も多いように思います。 多くの人に知ってもらって、自分に自信を持てるようになってもらえたら嬉しいです。

    当グループの小陰唇縮小術の特徴

    産婦人科専門医&女医が担当

    産婦人科専門医の女医が担当するケースは、日本でもかなり数少ないと自負しております。
    産婦人科専門医は圧倒的な数の外陰部を見ています。様々な患者様の症例を拝見することで理想のデザイン・仕上がりを作っています。

    プライバシーに徹底配慮

    小陰唇縮小術は大美会クリニックのみでの受付となります。心斎橋にある大美会クリニックはビル一棟がクリニックのため、他の患者様と会うことがほぼありません。
    また、個室でのカウンセリング・スタッフは女性のみです。女性目線で徹底しておりますので、ご来院いただきやすいようにプライバシーに配慮しております。

    おりもののことや生理のことなど他の婦人科のことも相談できます

    婦人科疾患の担当をしているからこそ、女性のお悩みに的確にお答えできます。 周りに相談しにくいことでもお気軽にご相談ください。

    様々な治療を同時に行えます

    脱毛・外陰部のホワイトニング・腟レーザー・腟ヒアルロン酸などの治療を同時にご希望される患者様もいらっしゃいます。 ご希望のものがありましたら、ご相談ください。

    料金表

    ※料金はすべて税込です

    心斎橋本院、梅田院のみ
    片方
    抜糸あり
    ¥71,500
    抜糸なし
    ¥132,000
    両方
    抜糸あり
    ¥137,500
    抜糸なし
    ¥258,500

    小陰唇縮小術と合わせて受けると効果的な施術

    基本情報

    施術時間約1時間〜2時間程度
    通院回数

    抜糸が必要な場合、術後1〜2週間で抜糸します
    麻酔静脈麻酔を使用します
    腫れ術後は出血や腫れを認めることがあります

    小陰唇縮小術に関するよくある質問

    • 手術の痛みについて

      思ったより痛くなかったと言われることもあります。手術直後は局所麻酔が効いているので激痛ということはめったにありませんが、心配な場合は早めに鎮痛剤の服用をお願いしております。術後3日分の鎮痛剤はお渡ししています。鎮痛剤が必要なほどの痛みは3日程度です。もちろん4日以降、無痛になるというわけではありませんが、自制内ということがほとんどです。
      また、抜糸有りの施術は糸が下着にこすれることがあり、ひきつれているように感じることがあるため、抜糸無しの施術よりも痛みが出るケースがあります。

    • ダウンタイムについて

      手術直後は局所麻酔による腫れがあります。術後数日は、創傷治癒に伴い、腫れが生じます。
      1か月程度あれば手術の跡は気にならなくなります。抜糸無しの施術の方が、見た目が早くキレイになります。

    • 出血について

      大量に出血することは通常ありませんが、数日は付着程度の出血がある場合があります。

    • 入浴について

      感染・出血防止のため、4週間避けていただきます。(抜糸有無問わず) しかし、抜糸無しのものは2週間でも良いケースもあります。シャワーは翌日(12時間後)から可能としています。温泉やプールも同様に避けてください。

    • 性交渉について

      抜糸無しの施術は1週間、抜糸有りの施術は4週間避けて頂いています。今まで1週間として何かトラブルになったことはありませんが、傷の治りは人それぞれですし、創部離開・血腫などのトラブルが起こることもありますので、最短の期間としてお考えください。

    • 仕事について

      医師の立場から「翌日はお休みを取ってください」とお伝えしていますが、実際は翌日から普通に仕事している方も多いです。
      翌日からと考えるのは、麻酔で気分不良になる可能性がある、出血が思いがけず多くなることがあるので心配、などの理由です。デスクワークであれば良いと思いますが、激しい仕事の場合は翌日のお休みを取得をおすすめします。

    • 自転車について

      自転車は傷に負担がかかるため、4週間は避けてください。(抜糸有無問わず)
      傷の治りが遅くなる可能性、出血・血腫・創部離開の可能性があるためです。

    • 受診時の注意事項

      月経中の手術はできません。診察に関しては月経中でも可能です。(月経中は診察不可としているクリニックもあるようです)



      医療ローンをご検討の場合は必要なものがありますので、その旨ご相談くださいませ。
      手術当日に帰宅する際、静脈麻酔を使用しているため、自転車や自動車の運転は不可です。
      手術当日の飲水・飲食を制限しています。術中に麻酔の影響で誤嚥する可能性があるからです。

    • 来院頂いている地域

      大阪・兵庫・京都・和歌山・岡山などの近畿はもちろん、海外からもお越しいただいています。

    施術までの流れ

    1. 【初診日】―問診票記載

      問診票に記載いただきます。

    2. カウンセリング

      どのような手術か、抜糸有無での術式の違い、リスクなど説明を行います。
      深くお悩みの患者様が多数ご来院されていますので、プライバシーは徹底的に配慮しております。

    3. 医師の診察

      手術適応かどうかなどを診察します。
      副皮切除の必要が出てくる場合もあるため、術式の決定や希望のデザインの確認も行います。

    4. 術前採血

      感染症や貧血、糖尿病、脂質異常症など一般的な採血を行います。

    5. 【初診終了】― 支払い・手術日決定

      カウンセリング・費用のお支払いをして頂き、手術日を確定します。へと変更お願いします。

    6. 【手術日当日】― 手術

      1. お着替えをしていただきます
      2.点滴を開始します
      3.血圧計や心電図などを装着します。
      4.砕石位という、足を広げた体位を取ってとっていただきます。
      5.再度、希望の仕上がりを確認します。
      6.デザインを行い、鏡で確認します。
      7.消毒を行います。
      8.静脈麻酔を開始します。
      9.局所麻酔を行います。
      10.小陰唇をデザインのラインで切開し、切除します。
      11.出血している部位を十分に止血します。
      12.切開した部分を丁寧に縫合します。
      13.出血がないことを確認して手術終了です。
      それぞれの項目について気になる方は、カウンセリングや術前にご遠慮無くお聞きください。

    7. 術後しばらく休んで診察し、出血など問題ないか確認し帰宅

      日帰りとはいえ手術を行っているため、休息いただいてからのご帰宅となります。当日はできる限りご自宅でお休みいただけるようにスケジュール調整をお願いいたします。

    8. 【1~2週間後】― 抜糸必要なら抜糸

      抜糸が必要な方に限り、後日抜糸を行います。

    対応クリニック

    小陰唇縮小術に関する施術

    婦人科形成

    婦人科検査

    監修医師

    南 真実子
    理事長

    南 真実子

    統括院長
    美容皮膚科専門医